風の丘 高松市にある LIT  は爽やかな風を運ぶ それは障がい者が町中で生活するということ

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ASDをスペクトラムと理解する

ASDをスペクトラムと理解する

ASD、自閉スペクトラム障がいが直訳でしょうか。スペクトラムとは、様々な状態像があるということだと、理解しています。自閉症と一言で言って、典型的な自閉症者がいるわけではありません。診断基準が変わる前は、3軸評価と言われておりました。対人関係、コミュニケーション障がい、こだわり、です。しかし、診断基準が変わり2軸評価になりました。なぜかというと、アメリカの診断に関する研究者は基礎的な研究を行うのですね、対人関係とコミュニケーション障がいには差がみられないから、一緒に診断基準の中に入れるとしました。それで、3軸評価から2軸評価になりました。

ASDの診断のない知的障がい者も、こだわりがかなり強い人がいます。昔々の教科書にレビンの硬さ説というのがありました。40年も前に読んだ本ですが、今でも覚えています。これが、知的障がい者のこだわりを説明していると思っています。こだわりは、ASDに限ったことでもなければ、知的障がいの方々の一部に表れることでもないと思います。

自分のこだわりは、と考えると多くの人が人には言えないけど、こんなこだわりがあると頭の中でイメージすることと思います。これを書いている自分も、人には言えないけどこだわりの連続です。


次回は、発達障がいの科学についてです。これは、太田先生が自分に残した言葉と勝手に思い込んでいる言葉です。

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