風の丘 高松市にある LIT  は爽やかな風を運ぶ それは障がい者が町中で生活するということ

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0518  太田ステージについて

太田ステージ 発達障がいの科学 福祉は科学になっているか 主観で操作される障がい者 

太田先生に学んだことは、発達障がいの科学です。発達障がいの科学という言葉が自分にとって、とても新鮮でした。


では、福祉に科学はあるのか。40年前、福祉施設では指導が行われていました。しかし、今でも指導という主観的な対応があるのではないでしょうか。そして支援に変わりました。支援は、利用者の立場に立つという意味合いもあり、指導よりは言葉の持つ意味が柔らかくなったと思います。指導には教育的な意味もあったと思いますが、支援になるとそのような意味合いはなくなってきたと思います。言葉は支援でもいいと思いますが、科学的な根拠を持った主観に左右されない利用者支援が大切とと思います。


太田ステージは、太田先生が東京大学医学部附属病院にいらした時に、永井先生と共に開発しました。ちょうどけやきの郷が始まって数年してのことでした。永井先生にはよく言われました。「佐々木さんは、今でこそ太田ステージを分かったような顔をしているけど、最初はこんな簡単な検査で何が分かるのかと思っていたでしょう。」と。


太田ステージは、発達を質の転換と捉えるピアジェの発達理論に基づいております。ステージはⅠ−1 I−2 Ⅰ−3・Ⅱ・Ⅲ−1・Ⅲ−2・Ⅳ以上(成人期では一応ここまでの把握としています)LDTーRという言語読解力テストを行います。このテストは、基本的に発語を必要としません。発達障がいの人たちは、理解言語と表出言語に乖離があるとの状態像に基づきます。

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